家庭用太陽光パネルの総価格は、およそ200万円から300万円が一般的な相場となっており、家庭用として設置される太陽光パネルの容量は3.6kw程度となっています。
太陽光パネルの設置容量は家族の人数によって異なることから、最近では3.6kwを超える容量のものを設置するケースも目立っており、年々増加傾向にあります。
また、太陽光パネルへの価格に左右される要因にパネルの材質が挙げられ、一昔前のものでは多結晶シリコンを使用したものが主流となっていましたが、最近では単結晶シリコンやアモルファスを混合させたハイブリッドタイプ、CISと呼ばれる化合物系などの太陽光パネルがメーカー各社から販売されているため、機能や設置場所の環境に応じて豊富なバリエーションの中から選択することができるのです。
太陽光パネルを導入する際は、国や県などから補助金が支給されますが、導入補助金の適用条件では1kwあたりの上限が65万円となることから、仮に4kwの太陽光発電システムの導入を検討した場合、その費用は300万円以下で収まります。
家庭用太陽光パネルの価格を効率よく調査するには複数の専門業者から相見積をとるのが得策で、お目当てのメーカーのパネルが決まっている場合は、対象となる機種のパネルの見積書を発行してもらうことで、参考価格を把握することができます。
さらに、太陽光パネルの初期費用に関しては、専門業者から回答を得た見積価格以外に必要とされる費用は発生しませんが、念のため数万円から10万円程度の費用を別途用意しておくのが無難となります。
追加費用が発生した場合、その費用は電気系統連系や契約容量の申請料などがほとんどを占め、それらにかかる費用は数万円となります。
近年より一般家庭への浸透を見せるオール電化においても申請料や電力会社による工事費用が必要となりますが、それらの費用は概算で10万円を超えることがないため、問題となることがほとんどありません。