「黒のCIS」として多くの人に知られるソーラーフロンティアの太陽光パネルは、次世代を担う太陽光パネルとして大いに注目されています。
市場において現在、単結晶シリコンや多結晶シリコンなどを用いた太陽光パネルが全体のおよそ70%から80%を占めるなか、唯一その主成分に銅やインジウム、セレンを用いています。
CISとは、銅・インジウム・セレンの英文名の頭文字をとったもので、薄膜系の太陽光パネルにおいて、最も高い変換効率を有する点に特徴があります。
昭和シェル石油のグループ企業となるソーラーフロンティアが販売する太陽光パネルには、現在6つのタイプが用意されており、価格は4万8千円から9万円1千円となっています。
ソーラーフロンティアの太陽光発電の研究や開発に関しては30年以上もの歴史があり、その歴史の中で培ったCISは、黒一色で覆われた外観と地球環境を考慮したハイセンスな設計が施されており、そのコンセプトが大いに認められてグッドデザイン賞を筆頭に数々の賞の受賞に至っています。
またソーラーフロンティアのCIS太陽光パネルには高い発電性能があり、この性能は日陰や部分的な陰に覆われる場所においても急激な発電出力の低下が発生しにくい回路構造を備えたり、幅広い光の波長を効率的に吸収することによって発揮するものなのです。
さらに、CIS太陽光パネルを用いた太陽光発電システムを設置した後に太陽光を浴びることによって、発電出力が急激に上昇する光反射効果を生み出す性能も備えており、これを従来型の結晶シリコンと比較した場合、CISは年間でおよそ8%から10%多く発電することができるのです。
太陽光発電に不可欠な太陽光パネルは、全世界で激しい競争を繰り広げていますが、その中において日本の高度な技術力が凝縮されたソーラーフロンティアの太陽光パネルに大きな期待が寄せられています。