パナソニックが2010年に販売を開始した太陽光パネルは、モジュール変換効率が備わった太陽光発電システムの実現が可能で、その性能は住宅用太陽光パネルにおいて世界のトップクラスにあります。
モジュール変換効率は、太陽光エネルギーを太陽光パネルによって電気エネルギーに変換する際の変換割合を指し、モジュール変換効率の数値が高くなれば、狭い面積に設置された太陽光パネルで、電気を多く発電することができるのです。
そのため、太陽光パネルを使用した発電システムを住宅の屋根に設置する際には日当たりを十分考慮して設置する必要がありますが、スペースが限られている時にはそれを効率よく活用するパナソニックの発電システムが効果的で、HIT太陽電池と称する太陽光パネルの価格は15万円台となっています。
このパネルには、三洋電機が独自に培ったハイブリッド型単結晶シリコンの技術が採用されており、半導体の接合点とも言えるPN接合面がきれいな界面で形成できることから、単結晶型シリコンや多結晶型シリコンに比べて発電時のロスが非常に少なく、変換効率において高い性能を発揮するのです。
パネル1枚あたりの変換効率の高さから受ける発電量は、狭い屋根でもその機能を十分に果たすことが可能となるため、余った電気を電力会社に売ることもできます。
パナソニックの太陽光パネルは従来の単結晶型シリコンに比べて温度特性が優れており、夏場の晴天時においても温度トラブルによる出力低下がほとんどありません。
さらに、太陽光発電システムとライフィニティと呼ばれる設備機器や情報家電とのワーク化によって、パナソニックの液晶テレビで消費電力のモニタリングが可能となり、家族全員でエコマネージメントに取り組むことができるのです。