家庭用太陽光パネルの草分け的企業として多くの人に知られるサンヨーの太陽光パネルには20年以上もの歴史があり、太陽光パネルが現在において高い注目を浴びる前の1980年に、時計や電卓などで使用されているアモルファス製のソーラーバッテリーを世界に先駆けて販売しています。
サンヨーが現在販売している太陽光パネルは全部で、4種類になります。
ハイブリッドタイプのセルを使用したこれらの価格は14万4千円から16万7千円となっています。
サンヨーが1990年に研究に着手したハイブリッドタイプのセルを使用した太陽光パネルは、ハイレベルなモジュール変換効率によって太陽の光を電気エネルギーに変換することができる点に大きな特徴を備えており、その特徴を生かした太陽光パネルを1994年に住宅用太陽光発電システムとして誕生させています。
また、ハイブリッドタイプのセルには通常使用されている結晶シリコンの太陽光パネルと比較して変換効率が高く、温度特性も格段に向上することから、ハイブリッドの構造そのものの効率化を促すことで、発電ロスが大幅に減少します。
さらに、夏場の炎天下などが原因で太陽光パネルの温度が高温に達すると、結晶シリコンの太陽光パネルはそれが起因して発電電力に大きな支障をきたしますが、ハイブリッドタイプのパネルは支障をきたすことがほとんどないため、季節に関係なく一定のコンデションを維持することができるのです。
そのため、他社のパネルの出力はおよそ170W程度となりますが、サンヨーの太陽光パネルは全て200Wを優に超える実力があります。
特に上位機種となるNシリーズにおいては、ハイブリッドの構造に技術改良を施しているため、230Wと言う驚異的な電力変換効率が実現可能となるのです。